高体連の“プレミア勢対決”実現! 選手権2回戦屈指の好カード、“九州ダービー”を制すのは?【高校選手権2回戦展望&注目選手】

2回戦で激突する東福岡(上)と大津(下)【写真提供:オフィシャルサポート】
2回戦で激突する東福岡(上)と大津(下)【写真提供:オフィシャルサポート】

プレミアWESTで戦う強豪、東福岡と大津が激突

 2回戦でいきなり高円宮杯プレミアリーグWEST対決が実現した。プレミアリーグは高体連、Jクラブユースなど全てのユース年代において最高峰の舞台。そこでWESTに在籍する10チーム中、たった2チームしかない高体連チームである東福岡と大津による“九州ダービー”が2回戦で激突する。

 今季の対戦成績は大津の1勝1分。東福岡からすればリベンジをする最高の舞台となり、大津にとっては勝ち切ることで来季のプレミアリーグ、そして悲願の全国初制覇に向けて大きな弾みとなる一戦だ。

「東福岡はよく知っているチームなので、正面からぶつかっていきたい」。山城朋大監督がこう語ったように、お互いの手の内はよく知っている。だからこそ、この試合はハイレベルな力と力のぶつかり合いが実現するだろう。

 大津は初戦の中部大第一戦で攻撃陣が爆発して5-0の圧勝。191センチの長身ストライカー・小林俊瑛(2年)をターゲットにしつつ、MF森田大智(3年)とMF薬師田澪(3年)のダブルボランチによる配球センス、MF田原瑠衣(2年)、MF川口敦史(3年)、FW一村聖連(3年)のポジションチェンジを効果的に活かしながら、アタッキングエリアを攻略していく。

 守備ではハイボール処理とセービングセンスが秀でたGK佐藤瑠星(3年)、クレバーな守備が光るCB川副泰樹(3年)を軸とした安定感が健在。さらに今年の強みは交代選手のタレント性だ。186センチMF碇明日麻(1年)はボランチからFWまで幅広くこなし、パスセンスと決定力を併せ持っている。同じ1年生のMF稲田翼はサイドからの鋭い仕掛けを持つ。2人とも中部大第一戦でゴールを決めており、調子を上げてきているのもプラス材料だ。

 一方の東福岡は、今年の始めからチーム作りに苦しんだが、尻上がりに調子を上げてきた。DF段上直樹(3年)とDF椋野魁斗(3年)のCBコンビが安定し、攻撃はMF大渕来珠(2年)、MF浦十蔵(2年)などのJユースから転校してきたコンビと、期待のルーキーMF榊原寛太(1年)らが新たなバリエーションを加え、攻守のバランスは非常に良くなっている。

 初戦の秋田商戦ではMF楢崎海碧(3年)の先制ゴールをきっかけに、サイド、中央からスピード豊かなアタックを披露。スコアこそ1-0だったが、推進力の凄まじさを見せつけた試合だった。

「例年の東福岡と違って、ワイドから速く攻めるというより、インナーの位置から早く仕掛けてくる選手が多い。例年であればワイドに張る選手が中央にいるのが特徴的で、そこからどんどん裏のスペースを狙ってくる。そこは警戒したい」(山城監督)。

「東福岡は僕のポストプレーに対してガツガツくるので、そこで収められるかがポイント。さらにセットプレーで決め切ることも重要になってくると思います。3年生にとっては最後の大会なのでプレミアより緊張する試合だと思いますが、やるべきことをやり切りたい」(小林)

 大津の指揮官とエースストライカーがこう語ったように、すでに戦いへのイメージは出来ている。それは東福岡・森重潤也監督も同じだろう。試合前から頭脳戦が始まっていると言っていいこの一戦。果たしてピッチ上ではどのような駆け引きが繰り広げられるのだろうか。2回戦最大の好カードは必見だ。

●2回戦その他の注目カード
大社(島根)×青森山田(青森)
帝京長岡(新潟)×神村学園(鹿児島)

●注目選手
青森山田(青森)
MF松木玖生(3年)

帝京長岡(新潟)
DF松村晟怜(3年)

神村学園(鹿児島)
FW福田師王(2年)

(FOOTBALL ZONE編集部)


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