シティMFグリーリッシュが明かす“153億円男”の苦悩 「まだ学び、適応している最中だ」

シティMFグリーリッシュ【写真:AP】
シティMFグリーリッシュ【写真:AP】

シティで苦戦のグリーリッシュは「まだ学び、適応している最中だ」と前を向く

 今夏にイギリス人史上最高額となる移籍金1億ポンド(約153億円)でイングランド1部アストン・ビラからマンチェスター・シティに移籍したイングランド代表MFジャック・グリーリッシュが、「思っていたよりずっと難しいことだった」と英紙「スカイ・スポーツ」のインタビューで心境を明かした。

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 グリーリッシュは先日現役引退を発表した元アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロの背番号10を引き継ぎ、シティに加入。アストン・ビラ時代のハイパフォーマンスは発揮しきれていないが、今季はリーグ戦12試合に出場して2ゴール2アシストを記録している。

 移籍金に見合ったようなパフォーマンスとは言えず、思い描いたようなキャリアを過ごせていない。そのなかでグリーリッシュは、今後への意気込みを語っている。

「まだまだやれることがたくさんある。思っていたよりもずっと難しいことだった。まだ学び、適応している最中だ。ここに適応するのに1年かかる人もいると聞いているので、もしかしたら僕もそうなるかもしれない。来年はもっとゴールを決めたい。

 1億ポンドという値段がついているということは、低迷している時にそのお金に見合う選手かどうかを問われるということ。でも、クラブが僕にそれだけのお金を使いたかったということは名誉なことだと考えなければならないし、ゴールやトロフィーで恩返しができればと思っている」

 また、シティだけではなく、カタール・ワールドカップ(W杯)を控えるイングランド代表チームについては、優勝を逃した欧州選手権(EURO)2020を回想しながら言及している。

「PKで負けたのは本当に残念だった。今思えば、間違いなく人生で最高の夏だった。国にとっても、選手にとっても、家族にとっても、特別なことだった。でも、来年のワールドカップでは、もっと頑張ろうという気持ちになった」

 今季は期待されたような活躍を見せられていないグリーリッシュだが、2022年に自分の力をエティハド・スタジアムの観衆に見せようと意気込んでいる。

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