ローマで復活した“ミランの至宝” 15億円で買い取りオプションを行使し完全移籍

1月に期限付き移籍で加入しリーグ戦8得点のエル・シャラウィ

 “ミランの至宝”と呼ばれたスピードスターの、ローマへの完全移籍が正式に発表された。現地時間21日に、ACミランとローマの両チームは今季冬の移籍市場から期限付き移籍中だったイタリア代表FWステファン・エル・シャラウィについて、ローマが買い取りオプションを行使したことを発表している。

 ローマ側は、買い取りオプションに行使した金額が1300万ユーロ(約15億6000万円)であることと、エル・シャラウィとの契約が2020年6月までの4年契約になったことも同時に発表し、エル・シャラウィ自身のコメントも発表している。

「今日は自分にとって特別な1日になった。なぜなら、正式にローマの一員になったからだ。会長、スポーツディレクター、監督、チームメート、スタッフに感謝したい。そして、僕を歓迎してくれたローマのサポーターに良いプレーを見せたい。一緒に素晴らしく大きな結果を残していこう!」

 今季開幕前にミランからモナコへ移籍したエル・シャラウィには、公式戦25試合出場で買い取り義務が発生するオプションがついていた。しかし、24試合出場時点でモナコが買い取りを拒否し、残り試合で使わないとの声明を発表し、まさかの“返品”の憂き目にあった。書類上はミランに復帰したものの、すぐに次のレンタル先を探す状況になり、買い取りオプション付きでローマが手を挙げた格好だった。

 

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