C大阪MF乾貴士、ルヴァン杯“初タイトル奪取”へ胸中を明かす 「獲ってみたい」

ルヴァンカップの決勝戦に挑むセレッソ大阪MF乾貴士【写真:Getty Images】
ルヴァンカップの決勝戦に挑むセレッソ大阪MF乾貴士【写真:Getty Images】

ルヴァン杯決勝の前日オンライン記者会見に出席

 セレッソ大阪のMF乾貴士は、29日のルヴァン杯決勝の前日オンライン記者会見に出席し「明日ここでゴールできたら気持ち良いと思いながら」前日練習を行ったと話した。

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 乾は滋賀県の野洲高校から2007年に横浜F・マリノスに加入したが、選手層の厚さにも苦しんで翌年にC大阪へ期限付き移籍した。するとMF香川真司らと息の合ったコンビネーションを見せるなど攻撃陣の一角として躍動。11年夏までプレーして、ドイツへ移籍した。その後、15年夏からはスペインでプレーして18年のロシア・ワールドカップ(W杯)にも出場。そして、今夏にC大阪へ復帰していた。

 C大阪は2017年にルヴァン杯と天皇杯のカップ戦二冠を達成している。当時はスペインのエイバルに所属していただけに「スペインのテレビで見ていたけど、うらやましかったのが正直なところ」とも話す。それだけに「もちろんセレッソに帰ってくるからには、タイトルをサッカー人生の中で獲ってみたいというのはあった。こんなに早くチャンスが来るとは思っていなかったので感謝している」と、この決勝戦に対する思いを話した。

 堅い守備がストロングポイントの名古屋グランパスが相手だけに、小菊昭雄監督も「うまくビルドアップして安定した前進ができるか。そして最後のところでゴールを奪うデザインの共有ができるかがキーになる」と話した。W杯の大舞台も経験している乾には、このビッグマッチでの期待も大きい。そのアタッカーは、試合会場となる埼玉スタジアムでの前日練習の過ごし方をこう話した。

「良い練習ができているし、緊張感もありつつリラックスしていい準備ができた。自分自身はスタジアム全体を眺めて、『明日ここでゴールできたら気持ちいい』と思いながらやっていた。チームが勝つことが一番だから誰が取ってもいいけど、その中で自分が取れたら越したことはない」

 約10年ぶりの日本復帰を果たした乾が、イタリア人指揮官マッシモ・フィッカデンティ監督が率いる名古屋の守備ブロックに風穴を開けることができるのか。それは、C大阪にとって4年ぶりのタイトルを獲得できるかの大きなポイントになりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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