日本代表の冨安健洋に英注目、“記録ストップ”の活躍 「アーセナルも恩恵を受ける」
「森保一監督のチームにとって、不可欠な役割を果たしている」と分析
日本代表は12日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第4節でオーストラリア代表と対戦。第3節を終えて1勝2敗という成績だった日本だが、グループBの首位に立っていた相手に2-1と競り勝った。この試合もセンターバックとして先発フル出場したDF冨安健洋(アーセナル)について、英メディア「フットボール・ロンドン」が報じている。
夏の移籍市場でアーセナルに加入した冨安は、当時、開幕3連敗を喫していたクラブで右サイドバックのポジションを確保した。加入後、初出場となったノリッジ戦(1-0)は62分間の出場となったが、その後はバーンリー戦(1-0)、トッテナム戦(3-1)、ブライトン戦(0-0)と3試合連続フル出場。チームも4戦無敗(3勝1敗)となり、開幕直後の悪い流れを変えることに成功した。
クラブが良い状態で10月の国際Aマッチデーによる中断を迎えたこともあり、冨安の動向はイギリスのファンにも気になるところだったようだ。記事では、「北ロンドンでの生活を素晴らしい形でスタートさせた選手の1人が、冨安健洋だ。夏の移籍市場の最終日にミケル・アルテタ監督がボローニャから連れてきた冨安は、開幕直後に苦しんでいたアーセナルの守備の綻びを見事に埋めた」と、アーセナルでのプレーを再評価。冨安がサウジアラビア戦(0-1)とオーストラリア戦に出場し、1勝1敗だったことを伝えている。
そしてオーストラリア戦のプレーについて「冨安は日本代表としてセンターバックで吉田麻也とコンビを組み、フル出場を果たした。そして90分間で7度のデュエルに勝利し、印象的な活躍を見せている。彼にとって今回の試合は代表通算25試合目の試合であり、森保一監督のチームにとって、不可欠な役割を果たしている」と報じ、W杯予選で11連勝中だったオーストラリアの世界記録を止めたことも、併せて伝えている。
さらに充実した時間を過ごしているとして、「直近のパフォーマンスを見れば、この数か月で冨安は自信を大きく増幅させており、アーセナルもこの先の数週間でその恩恵を受けられることを期待している」と、さらなる活躍に期待を寄せた。
週末にはクリスタル・パレスと対戦するアーセナル。この試合でも冨安はチームに貢献し、加入してから続いている連続無敗記録を伸ばすことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)