【日本代表】豪州戦スタメン考察(2) 堅守速攻型で必勝体制…古橋を1トップ抜擢へ

オーストラリア戦の日本代表スタメン考察【画像:Football ZONE web】
オーストラリア戦の日本代表スタメン考察【画像:Football ZONE web】

無理に攻撃を仕掛けず、相手の出方を窺うのも一手

 日本代表は、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で早くも2敗目を喫し、本大会進出が危ぶまれる状況を迎えた。勝利が求められる12日のオーストラリア戦(埼玉)では、どのように戦うべきかスタメンを考察。3試合で7得点をマークするオーストラリアの攻撃力を踏まえ、堅守速攻型の顔ぶれを並べた。

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 今予選3試合を終え、1勝2敗(勝ち点3)でグループ3位の日本。3連勝の1位オーストラリア、2位サウジアラビア(ともに同9)との勝ち点差は6に広がり、本大会進出へ暗雲が立ち込める状況となった。

 12日のオーストラリア戦は、是が非でも勝ち点3が求められる。7日のサウジアラビア戦で攻撃陣がこぞって低調なパフォーマンスに終わったことを考えると、所属クラブで好調なFW古橋亨梧(セルティック)、FWオナイウ阿道(トゥールーズ)、配球センスに優れたMF田中碧(デュッセルドルフ)の先発抜擢も一案だろう。

 一方で、今予選の3試合で7得点中のオーストラリアは、2次予選から11連勝中。敵地での一戦とはいえ、勢いを持って臨んで来ることは間違いないだけに、試合序盤からボールを支配されるシチュエーションも十分に考えられる。

 対する日本は、この一戦を落とせば完全に“危険水域”へ沈む手負いの状況。無理に攻撃を仕掛けず、相手の出方を窺う堅守速攻型の布陣を選択するのも手だろう。

 1トップは、相手の背後を取る動きに長けた古橋亨梧(セルティック)を配置。スコットランド移籍後、得点を量産し評価を高めてきただけに、スタメンに抜擢する価値はありそうだ。トゥールーズで公式戦11試合5得点をマークしてきたオナイウの起用でも面白い。

 2列目には、左サイドにMF原口元気(ウニオン・ベルリン)、逆サイドにはスピードのあるMF浅野拓磨(ボーフム)、もしくはMF伊東純也(ヘンク)を置き、スペースを突きながら相手に脅威を与えたい。

MF南野拓実(リバプール)はトップ下へ。これまで、左サイドでの起用されるケースが続いてきたがややインパクトを欠いている。よりゴールに近い位置でプレーさせることで、本来の輝きを取り戻す期待も込める。

 2ボランチは、守備力に長けたMF遠藤航(シュツットガルト)とMF守田英正(サンタクララ)。左サイドバックには、経験値に優れたDF長友佑都(FC東京)を選択するのも手だが、今夏の東京五輪を経験しているDF中山雄太(ズウォレ)を起用するのもありだろう。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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