“アモーレ長友”の去就に影響か!? 名門インテルが今日にも中国企業への身売り発表

伊通信社報じる 中国1部江蘇蘇寧を所有する蘇寧グループが筆頭株主に

 “チャイナ・インテル”が、今日にも誕生することが濃厚になった。イタリアの通信社「ANSA」が、インテルのオーナーでインドネシア人実業家のエリック・トヒル氏と中国企業の蘇寧グループの間で株式売却交渉が成立し、中国時間で6日の15時(日本時間16時)にも正式発表されると報じている。

 今季ブラジル代表FWジョーらビッグネームを爆買いして話題をさらった、中国1部江蘇蘇寧を所有する蘇寧グループは、インテルの株式約70%を保有することになり、実質的なオーナーになるという。これまでの報道では、この売却交渉が成立すればインテルには6億から7億ユーロ(約780億円から約910億円)がもたらされるとされていた。

 イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、トヒル会長の株式保有率が20%台にまで下がり、これまで約30%を保有していた前会長のマッシモ・モラッティ氏が名誉顧問になる可能性も報じている。

 インテルのピエロ・アウジリオSDは、一部ではメディカルチェックを受けたとも報じられ、マンチェスター・シティからの移籍加入が濃厚とされるコートジボワール代表MFヤヤ・トゥーレに関して、「クラブの売却交渉が完了するまでは動けない」と話していたが、これによりインテルの補強戦略も大きな動きを見せることになりそうだ。

 中国資本となることで、将来的に中国人選手がインテルに加入する可能性もある。契約延長が発表されたばかりの日本代表DFのアモーレこと長友佑都の去就にも、影響を与えるかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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