P・ネビル氏がファン・ハール体制を痛烈に批判 マンUのリーグ制覇には「あと1億ポンド必要」

 

OBのP・ネビルがリーグ12位と低迷する古巣を酷評

 

 マンチェスター・ユナイテッドは今夏の移籍市場で1億5000万ポンドの移籍金を投入しながら今季公式戦わずか1勝と低迷しているが、昨季コーチを務めた有力OBのフィル・ネビル氏は古巣の優勝争いには「あと1億ポンド必要」と酷評している。英国営放送BBCが報じている。

 マンUは21日の今季昇格したレスター・シティ相手に3-1とリードをしながら、怒濤の4失点を喫し、3-5と衝撃の逆転負けを喫した。ルイス・ファン・ハール監督は今夏の移籍市場で巨額の移籍金を投じて獲得したコロンビア代表FWラダメル・ファルカオ、アルゼンチン代表MFアンヘル・ディマリア、オランダ代表MFダリー・ブリント、MFアンデル・エレーラ、DFマルコス・ロホら新戦力をスタメンに並べたが、勝ち点1すら奪うことができなかった。

 リーグ戦1勝2敗2分けで12位。さらにリーグカップ初戦で3部のMKドンズに0-4で敗れるという大失態で大会から姿を消すことになった古巣にネビル氏は厳しかった。

「ユナイテッドが1億5000万ポンドを使ったことを私は分かっている。だが、彼らがリーグ優勝ということを考えられるようになるまでに、同じくらいの金額があと2つの移籍ウインドウで必要となる。もしかすると、1億ポンドかな」

 英国営ラジオ局BBC5の中継でネビル氏はこう語ったという。

 潤沢な資金力を駆使して、ファン・ハール監督はなりふり構わず補強を展開したが、その成果は今季序盤で表れていない。その状況を見たネビル氏は、事態を改善するためにさらに1億ポンドの資金をマーケットに投入する必要があるとしている。それは痛烈な皮肉にも聞こえる。

 補強ポイントは依然として明確だ。

 

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