国王杯決勝前に場外バトル! カタルーニャ州独立旗の持ち込み禁止処分にバルサ側が猛反発

首都マドリードで開催される国王杯決勝

 バルセロナは22日にスペイン国王杯(コパ・デル・レイ)決勝セビージャ戦に臨むが、思わぬ場外戦が発生した模様だ。決勝戦の会場となるビセンテ・カルデロンでのカタルーニャ独立旗持ち込みを禁じる決定が下ったが、クラブは公式サイトで「表現の自由に抵触する」と反発。裁判所に提訴するとの声明を出している。

 14日の最終節グラナダ戦をFWルイス・スアレスのハットトリックによって3-0と勝利し、リーガ連覇を果たしたバルセロナは、国内二冠を懸けてUEFAヨーロッパリーグ王者セビージャと国王杯決勝を戦う。しかし決勝戦の会場となるビセンテ・カルデロンはアトレチコ・マドリードの本拠地。また首都マドリードに縁深いスペイン国王杯ということもあり、マドリード政府は「アスタラーダ」と呼ばれる黄色と赤、そして三角形の青字に白の星が刻印されたカタルーニャ州独立のシンボルである旗の持ち込み禁止の決定を下した。

 これに黙っていなかったのが、カタルーニャにとってのシンボル的な存在であるバルセロナだった。公式サイトで「コパ・デル・レイ決勝でのアスタラーダ旗禁止について、マドリード裁判所へ提訴」とのタイトルを掲げ、以下のように発信している。

「FCバルセロナは基本的権利の保護、そしてマドリード政府によって決定されたアスタラーダ旗の禁止の意思決定を停止する要求をマドリード裁判所に行政控訴した。クラブがこの行動に出た法的根拠は表現の自由、そして基本的権利の侵害している点にあります。これらによってFCバルセロナはメンバー、サポーターの表現の自由を守り、擁護するために行動を起こします」

 

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