伊杯決勝に挑むミランに衝撃! ブロッキ監督がローマに惨敗後、電撃辞任寸前だったことが発覚

絶対王者ユベントスに勝てばEL出場権も、指揮官が戦意喪失の状態では…

 ACミランのクリスティアン・ブロッキ監督が、14日の今季リーグ最終節でASローマに1-3で完敗後、電撃辞任を申し出る寸前だったことが明らかになった。イタリア地元紙「コリエレ・デロ・スポルト」が報じている。

 ブロッキ監督は先月、シニシャ・ミハイロビッチ前監督の解任を受けて新監督に就任。シルビオ・ベルルスコーニ会長が周囲の制止を振り切り独断専行で誕生した新政権は、名物会長の愛する4-3-1-2システムに果敢に挑んだ。だが、格下の相手ばかりだったにもかかわらず、一方的な劣勢に追い込まれたチームは、リーグ戦6試合で2勝2分2敗に終わった。今季6位となれば来季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権を確保できたが、中小クラブ・サッスオーロの後塵を拝する格好となり、屈辱の7位でシーズンを終えた。

 最新のレポートによると、チーム状況の悪化が深刻化するなか、ブロッキ監督は圧倒的に試合を支配されたローマ戦で完全に心が折れてしまったようだ。21日にイタリア杯決勝のユベントス戦を控えるなか、ローマ戦後に辞任を申し出る寸前だったという。

 一発勝負とはいえ、セリエA5連覇中の絶対王者ユベントスに対する勝算はかなり薄いミランだが、来季EL出場権を手にするためには勝つしかない。とはいえ、指揮官が白旗を半分掲げる状況では、奇跡の勝利は難しそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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