「それがないと欧州ではできない」 大迫勇也が抱く日本人と外国人DFの“違い”
ドイツで奮闘し続けるFW大迫が感じてきたDF選手の違いとは?
日本代表FW大迫勇也は、急遽決まったU-24日本代表とのチャリティーマッチの前日となった2日に取材対応を行い、「普段はチームメートの選手と戦うけど、紅白戦とも違う。なんか面白そう」と、ワクワクする気持ちを隠せずにいた。
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当初、日本代表は3日にジャマイカ代表と国際親善試合を行う予定だったものの、トラブルがあり中止になった。そこで急遽組まれたのがU-24代表とのチャリティーマッチになった。すでに東京五輪に向けてDF吉田麻也、DF酒井宏樹、MF遠藤航がオーバーエイジでU-24代表に参加。さらにA代表で主力DFの冨安健洋も本来の年齢である五輪チームに加わる。そのため、絶対的なストライカーである大迫と、普段はA代表の守備的な主力がマッチアップする期待がかかる。
そうした状況だけに大迫は「急遽決まったので、どういう気持ちか、不思議な感覚はありますけど、個人的にも楽しみ。普段はチームメートの選手と戦うけど、紅白戦とも違う。なんか面白そうだなと。正直、練習の時もあんまり(吉田や冨安らと)対峙することがない。スタメン組とサブ組が分かれるので。あんまりイメージが沸かないというか。どうなるかなと、個人的にも楽しみですね。どうなるんだろうと」と、状況を前向きに捉えつつ楽しんでいるようだ。
大迫は2013年夏に鹿島アントラーズからドイツへ移籍してからJリーグでプレーしていないため、公式な場では久々に日本人選手たちとの対決になる。吉田や冨安について「海外でやっている選手だし、いつも通りにという感じ」と話すものの、日本人選手と外国人選手では“間合い”に大きな違いがあると話す。
「引いて守る選手、前に出てこない選手が多いと思う。CBにいろSBにしろ、特に(酒井)宏樹は間合いを空けない守備をする。(吉田)麻也君もそう。そこはヨーロッパの選手に似ていると思う。それができないとヨーロッパではできない。相手のペースにさせないのが上手い。自分のペースではできないので。(取りにくる分)テンポよくやればかわせることもある。そこは状況とタイミング、受け方次第ですね」
A代表の絶対的エースの大迫と、五輪代表のユニフォームを着るA代表で主力の最終ラインたちが見せる世界基準の駆け引きを目撃できることは、両チームの選手だけでなくJリーグでプレーする選手も含めた日本サッカー全体の財産ということになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)