CL初参戦のチームに経験を求める

　ロマニスタが待ち焦がれる下部組織からローマ一筋の英雄の残留。だが記事では「ローマとトッティの契約がまとまらないことを祈る人が世界にはいる。例えば、クラウディオ・ラニエリだ」とレポートされている。

　レスターを奇跡の優勝に導いた元ローマ監督のラニエリ氏は、伝説の「ワンクラブマン」の離脱を熱望しているという。ラニエリ監督はイタリア国営放送「RAI」のインタビューで、トッティ獲得への情熱を示唆している。

「フランチェスコは計り知れない無限大の選手。本当の帝王。レスター幹部に私が獲得を依頼したか？　その質問には答えない」

　9月に40歳の誕生日を迎えるトッティだが、ラニエリ監督はその実力とカリスマ性に心酔している様子。来季CL初参戦を果たすチームにとって貴重な戦力となると確信し、タイ人オーナーへの獲得を進言している様子だ。

　フットボール界のおとぎ話と呼ばれた今季のレスターの躍進だが、”ローマの王子様”が加わるとするなら、これ以上ないほどのクライマックスとなるかもしれない。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images