昨季王者チェルシーが記録した「史上最悪の転落劇」 優勝翌年の9位以下は過去最低

レスター大躍進の陰で生まれた歴史的な屈辱

 昨季のプレミアリーグ王者チェルシーが、史上最低の「チャンピオンチーム」という不名誉な記録を打ち立ててしまった。“ブルーズ”の愛称を持つ強豪は、優勝の翌シーズンを最高でも9位で終えることが確定。これはタイトルホルダーとして1992年のプレミアリーグ創設後、最低の成績となることが分かった。英地元紙「メトロ」が報じている。

 2014-15シーズンを圧倒的な強さで制したチェルシー。リーグカップとの二冠も果たし、今季も優勝候補と目されていた。

 しかし、開幕戦でジョゼ・モウリーニョ前監督と医療チームが衝突したのを皮切りに、トラブルが多発した。エースのベルギー代表MFエデン・アザールが極度の不振に陥り、チームは早々に優勝争いから脱落。ピッチ内外で噛み合わず、昨年12月には“スペシャル・ワン”ことモウリーニョ氏を解任し、2度目となるフース・ヒディンク監督を招聘した。

 それでもチームの調子は上向かず、UEFAチャンピオンズリーグでも決勝トーナメント1回戦でパリ・サンジェルマンの前に敗北。プレミア、欧州の戦いともに屈辱のシーズンを送った。

 

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