“銀河系軍団”レアル、コロナ禍の財政危機で夏の大型補強は非現実的とスペイン紙指摘
本拠地が改修工事中で、観客収入も限られるため、移籍に投じる資金はないとの見立て
レアル・マドリードはジネディーヌ・ジダン体制の限界が指摘され、ピッチ内外での問題に苦しんでいる。新型コロナウイルスの影響による財政難から、噂に挙がるスター選手獲得の実現は非現実的な状況だと、スペイン紙「マルカ」が報じた。
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スペイン・スーパーカップ、国王杯(コパ・デル・レイ)で立て続けに敗退したレアルだが、特に3部アルコヤーノ相手に1-2で敗れた国王杯での結果は現地メディアからも酷評され、ジダン監督の解任論が過熱している。
そのほかにも、キャプテンのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスとの契約延長の交渉難航や、ノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールの移籍志願、移籍金6000万ユーロ(約76億円)を支払って獲得したセルビア代表FWルカ・ヨビッチのフランクフルト出戻り移籍など、ピッチ内外でネガティブな話題が続いている。
さらに「マルカ」紙によれば、新型コロナウイルス禍での「財政危機」により、2021年夏の大型補強の可能性も限りなく低い状況だと指摘する。
「ほかの多くのクラブと同様、レアル・マドリードもパンデミック以降のコロナ危機の衝撃になんとか乗り越えようとしてきた。しかしながら、(本拠地のサンティアゴ・)ベルナベウはまだ改修工事中で、観客収入も限られたままで、移籍に使うお金はほとんどない。ダビド・アラバの来季加入は決まっているが、次の夏にキリアン・ムバッペやアーリング・ブラウト・ハーランドのような人気選手と契約できる可能性は低いだろう」
ムバッペやハーランドといった注目株をトップターゲットに定めているという報道がある一方で、厳しい財政状況を見るにスター選手の補強は現実的な話ではなくなっているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)