レアル屈辱…3部クラブに逆転負けで国王杯敗退 解任論浮上のジダン監督「私の責任」
延長戦で退場者を出した格下アルコヤーノにまさかの1-2敗戦「タフな時だ」
レアル・マドリードは現地時間20日のスペイン国王杯3回戦で3部アルコヤーノと対戦し、延長戦の末に1-2で敗れ格下に番狂わせを演じられた。プレッシャーが大きくなるなかで、ジネディーヌ・ジダン監督は「数日後にどうなるかを見ていかなければならない」と自身の去就について語った。スペイン紙「マルカ」が報じている。
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スペイン国王杯は3回戦からの登場となったレアル。セグンダB(3部相当)のアルコヤーノとのアウェーゲームでは一部主力選手を温存し、FWマリアーノ・ディアス、DFビクトル・チュスト、GKアンドリー・ルニンら出場機会の少ない選手を起用した。
前半45分にDFエデル・ミリトンの豪快なヘディング弾で先制したレアルだったが、後半35分に同点ゴールを許すと、試合は1-1のまま延長戦に突入。延長後半5分にはアルコヤーノに退場者が出て数的優位を得たが、反対に同10分に決勝点を奪われ、よもやの黒星となった。
レアルは先日のスペイン・スーパーカップに続く公式戦2連敗で、国王杯タイトルも逃す結果に。チームを率いるジダン監督は試合後、次のように語っている。
「私は落ち着いている。選手は勝ちたいと思ってピッチに立っていたと思う。数日後にどうなるかを見ていかなければならない」
去就問題についても言及したジダン監督は自身の責任について聞かれ、「監督として私の責任だと思う。これがフットボール。チャンスはものにしなければならない。ボールはゴールに入ってくれなかった。そして我々は敗退した」とコメント。さらにこの結果が失敗だったのかと追求されると、チームが厳しい局面を迎えていることを認めた。
「我々がトライしたことは事実だ。チャンスはあったが、こうしたことも起こりうる。タフな時だ。我々は敗退した。やるべきことはもっと多くあったが、我々はそれをしなかった。でも、トライはしていた」
リーガ・エスパニョーラでもライバルのアトレティコ・マドリードに遅れを取っている状況のレアル。昨年末からジダン監督解任論が湧き上がっていたが、立て続けのカップ戦敗退によって指揮官に対する風当たりはさらに強くなりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)