「ボールの上で踊っている」 元レアル下部組織関係者の徳島新監督が中井卓大を絶賛
ポヤトス監督は「手元に置いたことはない」と断りつつ、「ずっと注目している」と発言
スペインの名門レアル・マドリードの下部組織に所属するMF中井卓大は、将来のトップチーム昇格が期待されている。レアルのU-19チームを率いた経験を持ち、新シーズンからJ1徳島ヴォルティスを率いるスペイン人のダニエル・ポヤトス新監督は、スペイン紙「AS」のインタビューで「ずっと注目している」と語っている。
【PR】ABEMA de DAZN、明治安田J1リーグの試合を毎節2試合無料生中継!
“ピピ”の愛称で知られている中井は、2013年に9歳でレアルの下部組織に入団。加入後から順調に昇格し、今季からフベニールB(U-18相当)に所属しているが、昨年8月に開催されたフベニールA(U-19相当)の選手が出場するUEFAユースリーグに“飛び級”で登録された。
昨年10月の国際Aマッチウィーク中には、レアルは代表選手が多く在籍するためトップチームの人員が不足。それに伴い、ジネディーヌ・ジダン監督は中井をトップチームのトレーニングに招集し、ブラジル代表DFマルセロや元フランス代表FWカリム・ベンゼマらも参加したゲーム形式の練習映像はスペイン大手紙「AS」などを中心に多くのメディアに取り上げられた。
17歳となり、さらなる成長が期待されるなか、ギリシャの名門パナシナイコスや元レアル・マドリーU-19を率いた経験を持つ徳島のポヤトス新監督が、“中井評”について語っている。
「彼を手元に置いたことはないが、ずっと注目している。彼(中井)は日本人だがここ、レアル・マドリードで育った。際立っているし、技術的に素晴らしい。いつも言っていることだが、彼はボールの上で踊っている。彼の突破力はすごい。吸収しているのは、マドリディスモがどういうものかというものもある。彼と(MF)ブルーノはとても将来性がある。間もなくステップアップするだろう」
“元関係者”からも高い評価を受ける中井が、トップチームまで上り詰められるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)