元独代表MFエジル、給与一部放棄でアーセナル退団か 英記者指摘「複雑な交渉が…」

アーセナルからの移籍のうわさが絶えないMFメスト・エジル【写真:Getty Images】
アーセナルからの移籍のうわさが絶えないMFメスト・エジル【写真:Getty Images】

アルテタ監督との溝が埋まらず、今季はリーグ戦やヨーロッパリーグで登録外

 アーセナルの元ドイツ代表MFメスト・エジルが、“複雑な交渉”の末に給与の一部放棄を行い、冬の移籍市場で退団する可能性が浮上しているという。英メディア「The Athletic」の英国記者のレポートとして報じられている。

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 エジルは昨年3月、新型コロナウイルスの影響でリーグ戦が中断した間に浮上した給与カットについて反対した1人だった。その後、「反対したのは自分だけではないのに、名前が出たのは自分だけ」と不快感を表明したが、クラブやミケル・アルテタ監督との溝は埋まらずに今季はリーグ戦やUEFAヨーロッパリーグ(EL)のメンバーから登録外に。約1年間プレーしていないことになる。

 そうしたなか、ルーツを持つトルコの強豪フェネルバフチェから3年半の契約を求めるオファーが届いたとされている。今季終了までアーセナルとの契約が残り、クラブで最も高給取りであるという大型契約の持ち主だが、プレー機会は得難いものになっている。

 しかしながら、記事では「フェネルバフチェがエジルと彼の代理人が交渉しているクラブの一つであることは分かっているが、正式オファーにはまだ進んでいない。今月、エジルをアーセナルから退団させるための交渉は、信じられないほど複雑になる可能性がある」と指摘している。

 そのなかで、「まだ長い道のりがあり、エジルが今月に退団することを決定した場合、残りの給与についてアーセナルとの複雑な交渉が行われるだろう」とし、その選択肢の一つに給与の一部放棄による契約解除があり得るとも触れている。

 技術的には世界トップクラスのものを持つ司令塔は、長いブランクを経てプレーする機会を得ることができるのか。アーセナルとエジルの関係の行方は、今月中に解決を見るのか注目される。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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