香川交代後に悪夢の2失点… クロップ・リバプールが大逆転でドルトムントを二戦合計5−4で撃破!

リバプールが開始10分の2点差を跳ね返す劇的な展開で4強進出

 UEFAヨーロッパリーグ(EL)の準々決勝第2戦、リバプール対ドルトムントの第二戦が14日に行われた。壮絶な打ち合いの末、後半アディショナルタイムに勝ち越したホームのリバプールが奇跡的な逆転劇で4−3で勝利。昨季までドルトムントを率いた名将ユルゲン・クロップ監督が意地を見せ、リバプールが2試合計スコア5−4で、ベスト4進出を果たした。ジグナル・イドゥナ・パルクで行われた初戦で無念の出番なしとなったドルトムントの日本代表MF香川真司は4−2−3−1のトップ下で先発し、後半32分までプレー。先制点を演出する活躍を見せたが、交代後にチームは2失点を喫し、敗退の瞬間をベンチから眺めることになった。

 アンフィールで行われた試合前には、1989年4月15日のFAカップ準決勝リバプール対ノッティンガム・フォレスト戦で発生し、死者96人を出した英国のスポーツ史上最悪の事故と評される“ヒルズボロの悲劇”の犠牲者を悼む黙祷が行われた。

 ホームでの第1戦を1−1で引き分けに終わり、アウエーゴールの差で不利な状況だったドルトムントは攻勢に出る。前半5分、カウンターからMFムヒタリアンを起点に中央の香川を経由し、右サイドのMFカストロへ展開。クロスからFWオーバメヤンがボレーシュートを放ち、最後はGKが弾いたこぼれ球をムヒタリアンが確実に押し込んだ。

 畳み掛けるドルトムントは同9分、MFロイスのスルーパスから簡単にDFの裏を取ったオーバメヤンがネットを揺らし、開始10分とたたないうちに2点目を奪取し、優位な立場に立った。

 あっさりとリードを許したリバプールは勝ち抜けのために最低3得点が必要となった。ゴールには迫るもシュートは枠を捉えきれず、MFララーナがエリア内でのチャンスで空振りに終わるなど、焦りがプレーに表れてしまった。

 

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