カギを握る契約延長交渉

　現時点で、この交渉で優位な立場にあるのはバルセロナだ。しかし記事では、この状況を逆転する唯一の方法がネイマールの契約延長交渉にあるとしている。

「もし、ネイマールが契約交渉の際に、条件として両大会でのプレーを盛り込むとすれば、バルセロナ側が認めなくてはならなくなるだろう」

　フランスの強豪パリ・サンジェルマンなどが巨額オファーでの獲得に興味を示しており、バルセロナ側としても早期の契約延長は望むところでもある。その際に、選手本人からの条件として盛り込まれれば、バルセロナは渋々ながらもそれを飲まなければならなくなるというのだ。

　果たして、日本も出場するリオ五輪の舞台と、アメリカ大陸の頂点を決める大会で、ブラジルのエースとクラブの綱引きはどのような決着を見るのだろうか。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images