「失望」「鋭利さが欠落」と酷評された選手は? 英記者がメキシコ戦“先発11人”を採点

英記者がメキシコ戦“先発11人”を採点【写真:©JFA】
英記者がメキシコ戦“先発11人”を採点【写真:©JFA】

前半は攻勢を仕掛けるも…後半に2点を奪われメキシコに敗戦

 森保一監督率いる日本代表(FIFAランク27位)は17日、オーストリア・グラーツで行われた国際親善試合でメキシコ代表(同11位)と対戦。13日に行われたパナマ戦(1-0)からスタメン9人を変更し、前半は攻勢を仕掛けていたものの、後半に失点を重ねて0-2で敗れた。

 この結果を受け、かつてアジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ(W杯)を6大会連続で取材した英国人記者のマイケル・チャーチ氏が先発出場した11人を採点。決定機を創出したトップ下のMF鎌田大地(フランクフルト)に単独最高点を与えた一方、決定力不足を露呈したFW鈴木武蔵(ベールスホット)を「失望の男」「反応があまりにスロー」と一刀両断。単独で落第点を与えている。

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メキシコ戦の日本代表スタメン11人の採点(10点満点)

【GK】
■シュミット・ダニエル(シント=トロイデン) 5点
 静かな前半を過ぎた後半に強襲を受ける。メキシコの2ゴールになす術なし。プレッシャーに晒されても示した足もとの技術は好材料だった。

【DF】
■酒井宏樹(マルセイユ) 5点
 右サイドで伊東と連係した。前半は堅実だったが、相手の巧みなプレーの前に苦しんだ。

■吉田麻也(サンプドリア) 5点
 最初の60分間は重要な攻撃参加も見せたが、最終的に相手FWヒメネスの機敏さに太刀打ちできなかった。

■冨安健洋(ボローニャ) 5点
 2失点目の場面では、ロサーノにパスを出したマルティンに寄せるも後手を踏む。メキシコのスピードと機動力を見せつけられたが、失点時を除き吉田との連係は深まりを見せる。

■中山雄太(ズウォレ) 5点
 ソリッドさは見えた。柴崎との連係も十分。長友の定位置を脅かす存在になった。

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マイケル・チャーチ

アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。

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