中井卓大は「スターの卵」 トップ練習参加で華麗な“大技リフティング動画”に再脚光

レアル・マドリードのトップチームの練習に参加したMF中井卓大【写真:松岡 健三郎】
レアル・マドリードのトップチームの練習に参加したMF中井卓大【写真:松岡 健三郎】

今年6月に「リフティングチャレンジ」と題して投稿したテクニック動画に再脚光

 スペインの名門レアル・マドリードの下部組織に在籍するMF中井卓大は、トップチームの練習に参加したことで一躍注目を集めている。英紙は圧巻のテクニックを見せたリフティング動画を交えつつ、「日本のスターレット(スターの卵)」「大きな瞬間に一歩近づいた」と伝えた。

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 “ピピ”の愛称で知られている中井は、2013年に9歳でレアルの下部組織に入団。加入後から順調に昇格し、今季からフベニールB(U-18相当)に所属しているが、今年8月に開催されたフベニールA(U-19相当)の選手が出場するUEFAユースリーグに“飛び級”で登録されている。

 今月の国際Aマッチウィーク中、レアルは代表選手が多く在籍するためトップチームの人員が不足。それに伴い、ジネディーヌ・ジダン監督は中井をトップチームのトレーニングに招集し、ブラジル代表DFマルセロや元フランス代表FWカリム・ベンゼマらも参加したゲーム形式の練習映像はスペインメディアを中心に取り上げられた。

 英紙「ザ・サン」は、「レアル・マドリードはクボの出現後、16歳の日本のセンセーション、タクヒロ・ナカイをトップチームに呼んだ」と見出しを打ち、練習参加のインパクトを伝えている。

「“ワンダーキッド”のタクヒロ・ナカイは、ジネディーヌ・ジダン監督とファーストチームに合流した後、大きな瞬間に一歩近づいた。トップチームのスポットを争う可能性があるという噂のなか、10代のスターレット(スターの卵)は、インターナショナルブレイクに白い巨人のトッププレーヤーとトレーニングを行なってきた」

 記事では、英紙「デイリー・メール」の情報を引用する形で、中井がトッテナムのウェールズ代表FWギャレス・ベイルの代理人であるジョナサン・バーネット氏が立ち上げたICMステラースポーツに所属し、「最高の若手選手の1人として評価されている」ことに言及。また、今年6月に中井が公式インスタグラムに「リフティングチャレンジ」と題して、ボールの周りで足を一回転させるフリースタイルフットボールの技“アラウンド・ザ・ワールド”を20連発で決めた動画も紹介している。

 中井は今回のトレーニングで「コーチ陣に感銘を与えたと考えられている」とも触れられているが、フベニールA、カスティージャ(Bチーム)と二つのカテゴリーをクリアし、近い将来トップチームにたどり着くことができるだろうか。

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