久保建英、現状にレアルは“忍耐”か EL&カップ戦で“出番増”の可能性を現地紙指摘
ビジャレアルで出場機会が限られる現状も、まだ再レンタルには至らず
日本代表MF久保建英は現地時間13日に行われた国際親善試合、コートジボワール戦に先発出場し、何度かチャンスを作るなど攻撃センスの高さをアピールした。その一方で現在所属するビジャレアルでは出場機会が限られていることが現地メディアでも盛んに報じられている。スペイン紙「AS」によると、保有元のレアル・マドリードは冬の移籍市場までは“忍耐”を続けるという。
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同紙は昨シーズン、期限付き移籍しながらも出番に恵まれなかったこともあって“再レンタル”の形を取ったウクライナ代表GKアンドリー・ルニン(バジャドリード→オビエド)、DFヘスス・バジェホ(ウォルバーハンプトン→グラナダ)のケースを挙げつつ、現時点で1試合平均11分しかプレー時間を与えられず、最大でもバルセロナ戦での16分にとどまった久保の状況に言及している。
ただし、久保がルニンやバジェホと違うのは、リーガ強豪の一角であるビジャレアルがここから過密日程に入るからだ。同紙が「マドリードはこの数字を好ましく思っていないが、まだ落ち着きを保っている。12月まではUEFAヨーロッパリーグ(EL)とカップ戦があるため、時間が増える」と、最低でもグループステージが6試合あるELに、スペイン国王杯があることで出場機会が増えるのではないかと見ているようだ。ただし「そうならない場合は、知られている通りの解決策になる」と、冬の再レンタルが現実味を帯びると示唆している。
コートジボワール戦で左サイドハーフとして起用された久保は、鮮やかなトラップからの突破でチャンスメイクをするなど存在感を見せた一方で、守備面での課題を指摘されることも増えた。ビジャレアルのエースであるスペイン代表FWジェラール・モレノが今回のAマッチウィークで負傷し、クラブでチャンス到来の可能性もあるだけに、ここで結果を残せるか否かが、今季のターニングポイントの一つとなりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)