マンC、来夏メッシ獲得に動く? 「例外的な選手」への資金準備は可能と幹部が明言
ベラーダCOOがメッシ獲得の可能性に言及 「世界中のチームが…」
マンチェスター・シティのオマール・ベラーダ最高執行責任者(COO)は、来夏に再びバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ獲得の機会があれば、資金面で準備ができるだろうと語った。英紙「マンチェスター・イブニング・ニュース」が報じている。
この夏、2004年のトップチームデビューから15年以上にわたってバルセロナ一筋でプレーしてきたメッシの退団の可能性が浮上し、大きな注目を浴びた。最終的には残留することで終息した退団騒動だが、その間に複数クラブが新天地候補に挙げられ、なかでも最有力と見られていたのがバルサで師弟関係にあったジョゼップ・グアルディオラ監督率いるシティだった。
ベラーダ氏はメッシについて、「彼は素晴らしい才能の持ち主で、世界中どのクラブでも、ピッチの上でも外でも重要なインパクトを与えられる。世界最高の選手で、同世代のなかでもトッププレーヤー。世界中のチームが彼を獲得できる可能性を模索したいと考えると思うよ」と自身の印象を明かした。
メッシは今夏バルセロナに残留し、違約金は7億ユーロ(約874億円)とされているが、契約期間は2021年6月までとなっている。メッシ側が契約延長に応じない限り、来夏には“ゼロ円移籍”の可能性も出てくるが、ベラーダ氏は「何が起きるかを予想するのは難しい。ここ2週間にバルセロナで起きていたことを振り返れば、来夏に何が起きるのかを予想するのはほぼ不可能だ」としたうえで、次のように続けている。
「メッシはこの世代最高のタレントで、世界最高の選手。そしておそらく、我々が普段とは異なる投資を行う可能性のある例外的な選手だ。すべてのポジションのために準備をしておかなければならないが、それと同時に、もし必要となれば、(ストライカーへの)投資をするための財務力とシステムを持っていると考えている。世界最高のストライカーの1人であるセルヒオ(・アグエロ)とガブリエル(・ジェズス)を擁しており、彼らが今、非常に良い活躍をしてくれているので焦ってはいない。だが、来季かその次かは分からないが、もし新たに誰かを加えようと決断した時には、我々は適切な金額を用意できることだろう」
まだ今シーズンが始まったばかりだが、果たして来夏にメッシの去就はどのような形で決着を見ているのか。世界最高の選手を巡る動きから目が離せない。
(FOOTBALL ZONE編集部)