ユベントスはローマと2-2のドロー　ロナウドは全2ゴールを記録「面食らわせた」

　ユベントスは現地時間27日、セリエA第2節でASローマと対戦し、2-2と引き分けた。エースのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの2ゴールでドローに持ち込んだが、英メディアは2得点目の強烈ヘディング弾に注目し、「空中にぶら下がる能力は並外れている」と驚きをもって伝えている。

今季からアンドレア・ピルロ体制が発足したユベントスだが、ローマ戦では厳しい展開を強いられる。前半31分に先制点を与え、0-1で迎えた同44分にロナウドがPKで同点弾を決めるも、同アディショナルタイムに勝ち越しゴールを許し、ビハインドを背負ってハーフタイムを迎えることになった。

　さらに、後半17分にフランス代表MFアドリアン・ラビオが2枚目のイエローカードで退場処分となり、数的不利の危機に陥る。それでも同24分、絶対的エースがチームの窮地を救う追加点を奪う。右サイドを突破したブラジル代表DFダニーロが高めのクロスを放り込むと、ゴール前に構えていたロナウドが驚異的な跳躍から打点の高いヘディング弾を叩き込んだ。

　英メディア「スポーツ・バイブル」は「ロナウドが重力に逆らうジャンプで衝撃的なゴールを決め、ファンを面食らわせた」と見出しを打ち、信じられないほどのヘディング能力で再び驚かせた」と説明。英メディア「GIVE ME SPORT」は「滞空時間の長いヘディング弾」と取り上げ、「空中にぶら下がる能力は並外れている」と称賛している。

　今年で35歳となったロナウドだが、記事では「依然として地球上で最高の選手の1人」と指摘しており、「減速の兆候を一切見せない」と驚きを見せていた。ロナウドの真骨頂でもある超人的な跳躍力からのヘディングは、今季もユベントスにとって大きな武器となりそうだ。