元JリーグMVP、“超絶スルーパス”で絶妙弾を演出 カズに代わる37歳MFが主役「彼にしか…」

「松尾とアイコンタクトで目が合った」 テクニックを生かした絶妙パスを振り返る

 レアンドロ自身は「ボールを受けて、ターンした際に松尾とアイコンタクトで目が合ったので、アウトサイドキックで松尾にスルーパスを合わせることができた。松尾がセンターバックとサイドバックの間にいいポジションを取っていたので、それを生かしながら攻撃できればいいと思って、あのパスを出した」と振り返った。事前の準備やチームの基本戦術のぶつかり合いでは片付かない、試合中に生まれた瞬間的な状況を判断してそれを生かす確かなテクニックに、ベテランの味があった。

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 昨季の成績により、2007年以来でJ1の舞台を戦っている横浜FCは、下平監督により作り上げてきた戦術的なベースを大事に戦っている。若手も多く、将来性を感じさせる部分も多い。一方で、ベテラン選手たちの活用法という点でも特筆すべきものを見せているチームだと言える。負傷から復帰して本調子になりつつあるかつてのリーグMVPは、今なお確かな実力を示したと言えるはずだ。

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