ソン・フンミンの4ゴールすべてをケインがアシストする離れ業を披露

　トッテナムの韓国代表FWソン・フンミンは、プレミアリーグ第2節サウサンプトン戦（5-2）で自身初となる1試合4得点をマークした。そして、その4得点すべてをアシストしたのがイングランド代表FWハリー・ケインだった。英公共放送「BBC」は、「ソン・フンミンとケインのコンビが歴史を作った」と2人の快挙を伝えている。

　エバートンとの開幕戦に0-1で敗れたトッテナムは、現地時間20日にサウサンプトンと敵地で対戦。2戦連続のアウェーゲームだったが、この日は自慢の攻撃陣が大爆発する。相手に先制を許すも、韓国代表FWソン・フンミンが前半アディショナルタイムの同点弾を皮切りに、後半28分までに1人で4得点をゲットして一気にリードを広げると、エースのFWケインにもダメ押しゴールが生まれ、終わってみれば5-2で大勝した。

　ソン・フンミンはプレミアリーグで自身初のハットトリックと同時に、初の1試合4得点を達成。さらにその4得点すべてをケインがアシストする形となった。

「BBC」によれば、ハットトリックの全てを1人の選手がアシストしたのは2003年5月に元スウェーデン代表MFフレドリック・ユングベリのハットトリックを導いた元フランス代表FWティエリ・アンリ以来だが、1試合4得点すべてをアシストプレミアリーグ史上初となったという。同局は「ソン・フンミンとケインのコンビが歴史を作った」とペアでの活躍を報じている。

　なお、ソン・フンミンがトッテナムに加入した2015年8月以降、この2人のコンビネーションで挙げた得点数（お互いのゴールをアシストした数）は24得点となった。同期間内の記録としては、マンチェスター・シティのベルギー代表MFケビン・デ・ブライネとアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロの20得点を上回り、リーグ最多となった。現在のプレミアリーグにおける“最強デュオ”と決して呼んでも過言ではないだろう。