久保建英、トップ下で2戦連続先発 初のフル出場でリーガ開幕へアピールも…ビジャレアルは1-2敗戦

2試合連続でトップ下で先発したMF久保建英【写真:Getty Images】
2試合連続でトップ下で先発したMF久保建英【写真:Getty Images】

開幕前最後のレバンテとのプレシーズンマッチ、久保は後半途中から左サイドでプレー

 スペイン1部ビジャレアルの日本代表MF久保建英は現地時間5日、プレシーズン5戦目となるレバンテ戦に臨み、2試合連続でトップ下として先発出場した。後半途中からは左サイドでプレーし、ゴールに迫るシーンも作ったが得点を奪うことはできず、チームも1-2で敗れた。

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 ウナイ・エメリ新監督が今季就任したビジャレアルは、ここまで2部のカルタヘナ(3-1)、テネリフェ(2-3)、そして1部のバレンシア(1-2)、レアル・ソシエダ(2-0)と練習試合を行ってきた。久保はここまで全試合に出場。2日に行われたソシエダ戦ではトップ下に入り、前線からの積極的な守備で得点シーンに関与するなど、リーガ・エスパニョーラ開幕スタメンに向けてアピールした。

 プレシーズン最後の一戦となるこの日も、久保は4-2-3-1システムのトップ下で2試合連続の先発出場。攻撃時には左右両サイドに流れながらパスを引き出し、攻撃の形を作っていく。前半5分には右サイドで良い関係を築くMFサムエル・チュクウェゼに縦パスを通して、シュートチャンスを作った。同20分には敵陣中央で、MFダニエル・パレホのくさびのパスをFWパコ・アルカセルがワンタッチで落とし、久保がキープからターン。相手がカットしたボールがこぼれるとチュクウェゼがダイレクトでスルーパスを出し、抜け出したアルカセルが左足シュートも、レバンテGKアイトール・フェルナンデスが好セーブで防いだ。

 スコアが動いたのは同30分だった。右サイドのチュクウェゼが中央へ仕掛けて左足クロス。ファーサイドでパコがオフサイドぎりぎりでフリーとなり、胸トラップからの右足ボレーでビジャレアルが先制した。だがその5分後、レバンテのFWセルヒオ・レオンにヘディングシュートを叩き込まれて、試合は1-1の振り出しに戻った。

 後半も久保はトップ下でスタート。パレホからの縦パスを引き出しながら、攻撃を形作っていく。ただチーム全体の動きが前半よりも少なく、ゴール前でのチャンスを思うように作れない。すると後半18分、レバンテのMFホセ・ルイス・モラレスにサイドからドリブル突破を許し、豪快な逆転ゴールを叩き込まれた。

 その直後にビジャレアルが選手交代、久保は左サイドにポジションを移した。そして同21分、久保に決定的チャンスが訪れる。左サイドでパレホからパスを受けると、相手DFのプレッシャーを受けながら左足を振り抜くも、シュートはゴール右へと外れていった。

 その後、1点を追うビジャレアルが攻め込むもののゴールは奪えず、試合はこのまま1-2で終了。得点に絡めなかった久保だが、移籍後初のフル出場を果たし、13日にホームで行われるウエスカとのリーガ・エスパニョーラ開幕戦に臨むことになった。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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