衝撃デビューのマンU新星FW 恩師が明かした「10分間で12ゴール」の神童伝説とは

「彼は天賦の才を持つフットボーラー」

 「彼は特別な逸材だ。天賦の才を持つフットボーラーで、好青年だった。天狗になることもないし、フットボール選手としては完璧な模範的存在だ」と、かつての恩師はラッシュフォードの人格の部分も称賛する。対戦相手の監督もラッシュフォードの才能に脱帽し、「どこから彼を連れてきたんだ。彼は本当に信じられないよ」と、ゲイノルド氏に絶賛の言葉を投げかけてきたという。

 「対戦相手から毎試合マン・オブ・ザ・マッチに指名されるので、しばらくすると他の選手を指名するしかなかった」と振り返るほどの圧倒的な存在感を放った天才児は、9歳でマンチェスター・ユナイテッドの下部組織に加入。そして着実に成功への階段を駆け上がった今、シンデレラボーイとしてその名前をイングランドだけでなく、欧州全土に轟かせようとしている。

 故障者が続出し野戦病院と化しているユナイテッドは、成績も伸び悩んでいるためルイス・ファン・ハール監督は多くの批判を浴びているが、育成手腕に定評のある指揮官は若手を積極的に登用し、活路を見出そうとしている。ラッシュフォードの抜擢は、今季限りでの退任濃厚なオランダ人指揮官にとって、ユナイテッドでの最大の功績となるかも知れない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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