なぜJFAアカデミーからスペインへ? 19歳MF十川ゆきが突き進む“オンリーワンの道”

女子ワールドカップ、パリ五輪などの国際大会の出場を目指す【写真:本人提供】
女子ワールドカップ、パリ五輪などの国際大会の出場を目指す【写真:本人提供】

目指すは2023年の女子ワールドカップと24年のパリ五輪出場

 リーグ戦打ち切り前の5月2日にオビエドと2021年まで契約を更新し、すでに十川のスペイン挑戦2年目への突入は決定している。「スペインで言えばずっと憧れでもあったバルセロナ、他にもイタリアのユベントスとか、ヨーロッパ内でのビッグクラブと呼ばれるところに挑戦したい」と語るが、それは「世界で一番楽しい大会に出たい」という揺るぎない目標に基づくものだ。

「世界で一番上手い人たちとやって、勝ちたいという思いがあります。それは昔から変わらなくて、(JFA)アカデミーにも日本で一番上手い人たちが集まる場所だと聞いて入りました。世界で一番楽しい大会となると、ワールドカップ(W杯)かオリンピック。そこで戦うためになでしこジャパン(日本女子代表)の一員になるには、ビッグクラブに移籍するのが一番早いという順番です」

 U-13、U-14、U-15、U-17(バックアップメンバー)と年代別代表を経験してきた十川は、プレーの場をスペインに移してからは代表招集から遠ざかっている。現状では、今年8月に開催予定で延期となったU-20女子W杯、そして2023年の女子W杯と24年のパリ五輪をターゲットとし、そこに向けたプロセスのイメージも膨らませている。

「2021年に予定されている東京オリンピックは、現状では正直(メンバー入りは)難しいのかなと考えています。だから、2023年にオーストラリア・ニュージーランド共同開催で行われるワールドカップと、24年のパリ・オリンピックを目指したい。同じ年代のトッププレーヤーたちがどんなプレーをするのか、楽しそうなので、U-20W杯にも出たいと思い始めました。オリンピックは1年前の2022年から代表合宿が始まると考えたら、今年どういう活躍をして、2021年にどこへ移籍して、どういう成績を残せるかが大事。本当に時間がないと思っています」

 自らの性格を「好奇心旺盛」と表現し、結果が出なければ解雇されるプロの厳しい戦いも「ワクワクしながらできている」という十川。強心臓を誇る19歳のチャンスメーカーは、今後も自分だけの道を切り開いていく。

※取材はビデオ会議アプリ「Zoom」を使用して実施。

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング