メディアの前で自身の去就について語る

　マンチェスター・ユナイテッドの新監督就任が濃厚で、早ければシーズン途中にルイス・ファン・ハール監督からバトンを引き継ぐ可能性もあると言われていたジョゼ・モウリーニョ氏が、メディアの前で自身の去就について「来季からのスタートがベスト」と語り、現場復帰の時期について示唆した。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じている。

　シンガポールの学校でイベントに参加していたモウリーニョ氏は現地で取材に応じ、自身の将来について明言こそしなかったが、今夏の現場復帰を匂わす発言を残した。

「私はいつも待つことがより良いことだと感じている。急ぐことはない。冷静に、適切な瞬間、適切な動きを待つべきだ。私にとってのベストは、来季から新しいクラブ、新しいプロジェクトでスタートすることだと思う」

　ユナイテッドを率いるファン・ハール監督は、UEFAチャンピオンズリーグでの早期敗退や、リーグ戦での不振の影響により解任騒動が加熱し、モウリーニョ氏のマンチェスター行きは確実ともっぱらの予想となっている。一部報道では、シーズン中の監督交代の可能性も報じられており、もはや問題はそれが「いつ」起こるのか、という部分に焦点が当てられていた。