再開間近のリーガ、試合運営に生まれる変化は? 徹底したコロナ感染対策をスペイン紙紹介

控え選手はスタンド待機、監督会見はオンラインなどの措置が取られる
6月11日に再開されるスペインのリーガ・エスパニョーラ。3カ月ぶりにフットボールが返ってくる一方で、新型コロナウイルスの感染拡大前とは全く異なる試合運営となると地元紙「マルカ」が詳しく紹介している。
キックオフ前に行われてきた両チームと審判団との握手は、フィジカル的な接触リスクを減らすため、実施されることはない。コイントスの際には2メートルのソーシャルディスタンスを取り、控え選手はベンチではなくスタンドでマスクと手袋を着用することが義務付けられる。ピッチ内でもゴールセレブレーションは最小限に抑え、レフェリーへの抗議についても2メートル以内に入り込むことが禁じられている。
選手にとっての義務は試合中だけではない。スタジアムに到着してロッカールームに入る際、そしてハーフタイムを迎えた際に全員がアルコール消毒ジェルを使用する。ハーフタイム中に着替えたユニフォームなどの衣類は特定の消毒エリアに固め、シャワーの使用にも制限が掛かる。また試合後の監督会見もオンライン取材となり、取材用のミックスゾーンも設けられることはないという。
そのほかにもウォーミングアップがアウェーチーム、ホームチーム、審判団の順番で行われ、その時点ではマスクと手袋の着用が必須となる。そしてロッカールームやピッチの入り口は緑、記者室などが青、駐車場などのアクセスエリアが赤と色で厳格にゾーン分けするなど、徹底した感染対策が取られることになるとしている。
これまでの日常からは全く想像できないなかで行われるフットボール。セビージャとベティスのアンダルシアダービーから再開する戦いは実際、どのような光景となるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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