マンU主将を務めた元セルビア代表DFヴィディッチが、現役引退を発表

インテル移籍後は怪我に悩まされ、今季は公式戦出場なし

 マンチェスター・ユナイテッドなどで活躍した元セルビア代表DFネマニャ・ヴィディッチが、現役引退を発表した。ユナイテッドではキャプテンマークも巻き、クラブの精神的支柱として活躍。5度のリーグ優勝、2007-08シーズンのチャンピオンズリーグ制覇など数々のタイトルを獲得した。ヴィディッチは古巣の公式サイト上で声明を発表している。

「スパイクを脱ぐ時が来た。ここ数年は負傷を抱え、それが引退につながった」

 セルビアの英雄は、引退の理由をこう明かした。

 14年にユナイテッドからインテルへと渡った世界屈指のセンターバックは、イタリア移籍後は腰のヘルニアに悩まされ出番は少なかった。今季は公式戦出場がなく、20日にはクラブとの契約を解除していた。

 そして、支えてくれたサポーターにも感謝の気持ちを伝えている。

「一緒にプレーした選手、共に働いた監督やスタッフに感謝したい。そして数年に渡ってサポートしてくれたファンには、より大きな感謝の言葉を述べたい」

 キャリアの最後は決して望んだものではなかった。それでも、その輝きが褪せることはない。“赤い悪魔”の栄光を支えた偉大なプレイヤーが、また1人ピッチを去った。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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