刑務所内での日々に海外メディアが注目、スマホアプリで「友人と話すことさえできる」

　元ブラジル代表FWロナウジーニョ氏は、偽造パスポート所持の疑いで兄アシス氏とともにパラグアイの警察当局に逮捕された。世界的なスーパースターの一報に衝撃が走ったが、刑務所内では“特権生活”を送っているようだ。その日々を捉えた数点の写真が流出し、「ロナウジーニョはバーベキュー料理を食べることができる」と米スポーツ専門局「ESPN」ブラジル版が伝えている。

　ロナウジーニョ氏は、今月4日にパラグアイで行われたチャリティーイベントに参加。しかし、パラグアイ国籍の偽造パスポート所持により、兄のアシス氏とともに地元警察に逮捕された。一旦釈放されたものの、出国逃亡の恐れがあることから再び拘束されている。

　現在はパラグアイ最大の刑務所で生活しているが、米スポーツ専門局「ESPN」ブラジル版は「ロナウジーニョが刑務所で過ごす時間」を特集。日々の生活について「仲間の囚人に『愛されている』と関係筋が語っている。ほとんどの時間を房で過ごしているが、受刑者らとサッカーをし、大工仕事にも参加している」と伝えた。

　さらに「数日前、ブラス・ベラ刑務所長は、ロナウジーニョと彼の兄弟が特権を持っていることを明らかにした」と言及。スターの特権について次のように記している。

「他の囚人とバスルームは共有しているが、それぞれテレビとエアコンを備えた自分の部屋を持っている。さらに、ロナウジーニョはバーベキュー料理を食べることができるし、WhatsApp（スマホアプリ）を介して友人と話すことさえできる。だが彼は、ほとんどの電話時間を家族のために使っている」

　そんな刑務所内でのワンシーンをコロンビアのテレビ局「Deportes RCN」公式ツイッターが公開し、「ロナウジーニョの日々！　これが、ロナウジーニョがパラグアイの刑務所で住んでいる姿です。きっと驚くはずだ！」と綴っている。

　現時点で釈放の時期などは不透明だが、飲み物をグイっと飲み干す様子を激写されており、スーパースターの“刑務所ライフ”に注目が集まっているようだ。