ファン・ハールの招いた苦境 サウサンプトン戦の采配ミスとイタリア代表DFの骨折危機
ダルミアンが脇腹骨折の疑いで病院に搬送
マンチェスター・ユナイテッドが23日のホームでのサウサンプトン戦で、終了間際のセットプレーから失点を許し、0−1で惜敗した。イタリア代表DFマッテオ・ダルミアンが接触プレーで脇腹を痛めて離脱し、サイドバックのレギュラークラス5人が故障離脱するという危機的状況に陥った。一方、サウサンプトンの日本代表DF吉田麻也は、ベンチ入りを果たしたものの、出場機会はなかった。
前半は中盤で両チームともつぶし合い、前線にボールを運べず、ほとんどペナルティエリア内にボールが入らず。ユナイテッドの2トップを組んだイングランド代表FWウェイン・ルーニーとフランス代表FWアンソニー・マルシアルは、ボールに触れる機会はほとんどなかった。そして、ユナイテッドは本拠地で11試合連続となる前半無得点となった。
後半に入って機能不全のフェライニに代わってスペイン代表MFフアン・マタを起用。前半消えていたMFアンドレ・エレーラとマタの連携によって攻撃にリズムが出始めたかに見えた”赤い悪魔”に、再び悲劇が訪れた。
この日、3バックに入り健闘していたダルミアンが、後半15分に相手FWシェーン・ロングとの接触プレーで負傷交代。若手のDFパディ・マクネアを使わざるを得なくなった。