メッシが仏誌で同僚ネイマールを称賛 「いつの日かバロンドールを勝ち取る」

「3、4年前のレベルに戻ってきた」と自身の好調ぶりも告白

 バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、今月11日に自身5度目のFIFA年間最優秀選手賞(バロンドール)に選出されたが、世界一の後継者に同僚であるブラジル代表FWネイマールを指名している。「フランス・フットボール」誌で語ったもの。

「ネイマールはいつの日かバロンドールを勝ち取ると思う。彼はすべてのクオリティを持ち合わせているし、トップクラスの選手だからだ。彼は自分がなりたいようになれると思う。彼は速い。技術もある。1対1も素晴らしい。すべてを持ち合わせている」

 11日の授賞式でメッシが栄誉を手にする一方、2位にはレアル・マドリードのクリスティアーノ・ロナウドが入り、ネイマールは両巨頭の牙城を崩せず、3位に終わった。

 バルセロナの同僚を称える一方で、メッシはまだまだ頂点の座を譲るつもりはない。

「自分は3、4年前のレベルに戻ってきたと思う。もう一度バロンドールを獲得することができれば最高だけど、また獲得することができなくても大きな問題ではない。トロフィーに対する執着はないんだ。自分が執着することはチームとしての勝利なんだ」

 メッシはこう語る。バルセロナの誇る世界最強の3トップ「MSN」を形成するメッシ、ネイマール、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスは圧倒的な個人能力に加え、決定力も高いが、ゴール前ではエゴを捨て、お互いのゴールを演出する流麗な連携という武器がある。世界最高の名手が貫くチーム最優先という流儀が、昨季三冠を達成したバルサの強さの秘訣かもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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