初優勝の神戸FW、試合直後に本音吐露? 「6点入るし、9人連続PK外すしカオス」

歴史に残るPK戦を制したヴィッセル神戸【写真:石倉愛子】
歴史に残るPK戦を制したヴィッセル神戸【写真:石倉愛子】

両軍合わせて6ゴール、PK戦ではまさかの展開 神戸FW藤本が試合直後にSNS更新

 富士ゼロックス・スーパーカップが8日に埼玉スタジアムで開催され、天皇杯王者のヴィッセル神戸が2019年J1リーグ優勝の横浜F・マリノスと対戦し、3-3の末にもつれ込んだPK戦を3-2で制し、同大会初出場で初優勝を果たした。試合直後に神戸FWが「6点入るし、9人連続PK外すしカオス」と胸中を明かしている。

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 J1王者の横浜FMは昨季MVPの日本代表FW仲川輝人やFWマルコス・ジュニオールら主力がスタメンに名を連ね、新加入FWオナイウ阿道も先発。一方の神戸はイニエスタ、日本代表FW古橋亨梧らに加えて、新加入FWドウグラスがスタメンに入った。

 試合は打ち合いとなる。前半27分に神戸FWドウグラスが先制ゴールを決めるも、直後の同36分に横浜FMのFWマルコス・ジュニオールが同点弾。前半終了間際の同40分に古橋が追加点を決め、神戸が2-1とリードして折り返した。

 後半9分、横浜FMのMF扇原貴宏が同点弾を叩き込んで、試合は2-2と再び振り出し。同24分に神戸MF山口蛍の一撃で3度目のリードを奪うも、直後の同28分に横浜FMのFWエリキが同点弾。白熱の乱打戦となり、3-3のままPK戦へ突入した。

 そしてPK戦も思わぬ展開となる。両チームとも2人目まで成功させるも、3人目から6人目まで失敗。7人目で先攻の横浜FMが外し9人連続失敗の珍事が起きるも、最後は山口が決めて神戸が3-2でPK戦を制した。

 この日ベンチ入りしながらも出番が訪れなかった神戸FW藤本憲明が、試合直後に自身の公式インスタグラムを更新。「ゼロックススーパーカップ」と切り出し、「6点入るし、9人連続PK外すしカオスな試合やったけどみんな最高」と驚きの展開に触れつつ、歓喜を爆発させた。そして「神戸讃歌も最高 鹿児島サポ、大分サポは知ってると思うけど、PK5人目は俺でしょ」と締めくくり、歓喜の集合ショットなど3枚の写真をアップしている。

 選手も「カオス」と表現するような驚きの内容となったなか、神戸が最高のスタートを切った。

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