ミラン本田ピンチか! ライバルの先代「10番」ゴールの活躍で指揮官がトップ下起用を示唆

4-3-1-2のトップ下候補に本田の名前は…

「我々はシーズンを4-3-1-2でスタートし、4-3-3に変え、今は4-4-2で良いプレーをしている。これからボアテングやバロテッリ、メネズのコンディションが上がってきたら、もう一度4-3-1-2でやりたいと考えている。まあ今は、これを続けよう」

 指揮官はトップ下を置くシステムの復活を宣言した。その一方で、条件は復帰した2人や1月末の復帰が見込まれるFWジェレミー・メネズのコンディションの上昇であるとした。現段階でトップ下としての適性を持つ本田やMFジャコモ・ボナベントゥーラは、トップ下候補からは外れているとも受け取れる発言になった。

 4-3-1-2システムで戦った今季序盤で、本田はトップ下でのプレーに失格の烙印を押されて、ボナベントゥーラも中盤の他のポジションでプレーする時ほどの輝きを放てなかった。今後、再度のシステム変更となればトップ下でのポジション争いは一層厳しいものになると予想される。

「DNAを持っている」「自分の家」とも自認するトップ下の復活は、本田が待ち望む展開である可能性もあるが、現実には出場機会を失うリスクが高い。指揮官の決断は、本田の起用法とプレータイムに大きな影響を与えそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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