補強禁止処分が下されたレアルとアトレチコ 今冬の移籍市場で来季も見据えた大物獲得に動くか

FIFAが発表 マドリード勢は来季の二度の移籍期間で選手登録禁止に

 スペインの首都マドリードの2強に厳格な処分が下された。FIFAは18歳未満の選手登録に関して複数のレギュレーションに違反したとして、レアル・マドリードとアトレチコ・マドリードの2クラブに対して今後2回の移籍市場における補強禁止処分を下すことを発表した。

 今冬の移籍市場で処分が解禁された同国のライバルクラブであるバルセロナと同様の処分が下された。マドリードの2クラブには、来夏と1年後の冬にあたる2度の移籍市場での補強が禁止された。移籍によって獲得した新たな選手を登録することが禁じられる。今季のバルセロナはシーズン中にトルコ代表MFアルダ・トゥランの追加登録を求める提訴を起こしたが、それが認められることはなかった。今回も同様に厳格な措置が取られると予想される。

 また、FIFAはアトレチコに82万1000ユーロ(約1億1000万円)、レアルに32万8000ユーロ(約4400万円)の罰金処分を下すことも併せて発表している。

 あくまでも対象は今夏からの2度の移籍市場であり、現在開かれている冬の移籍市場に関しては処分の対象外となっている。つまり、今後1年半を見越した補強を今冬の移籍市場で行う必要に迫られたことから、残り半月ほどになった移籍市場で活発な動きを見せると予想される。果たして、マドリードの2強はビッグネーム獲得を含めた積極的な動きを見せていくのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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