データ上で強烈なインパクトを残した長友 第18節ベストイレブンに選出

伊メディアは酷評も、明らかになった守備面での貢献度の高さ

 2016年のリーグ初戦となった6日の敵地エンポリ戦で、左サイドバックとして先発フル出場したインテルの日本代表DF長友佑都。現地メディアの採点では厳しい評価が並んだが、データ的には素晴らしい働きをしていたことが明らかになった。試合中の200項目以上のデータを算出したレーティングを公開している「Whoscored.com」では、前節のベストイレブンとして左サイドバックに長友の名を記している。
 現地メディアの採点における寸評では、守備時の応対に対する不安が多く記されていた。しかしながら、データ上では守備面で強烈なインパクトを残したことが明らかになっている。
 長友のタックル成功数は7で、成功率は100%。2位には両チーム合わせて3選手が3回で並んでいるだけに、この数字は突出している。また、最終守備者となった場面でのタックル成功も1つ記録されていることから、チームの大ピンチを救っていることも明らかになった。インターセプトも2つ成功させている。
 さまざまな項目を掛け合わせたトータルレーティングは、全員が試合開始時には6点でスタートしていき、そこから増減していく形で表現される。長友は70分以降に急激に数値を上げ、最終的には7.86に達した。この数値が今節の左サイドバックの中で最高の数値となり、ベストイレブン入りを果たしたということになる。

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