白い巨人に押しつぶされたベニテス政権 レアル監督解任の引き金となった5つの理由

超個性派軍団の掌握に失敗

 2番目に挙げられたのは、ドレッシングルームを掌握できなかったこと。エースのクリスティアーノ・ロナウドは常々自分自身を世界最高と自負している。だが、ベニテス監督は「最高の選手の1人」とプライドを傷つけるような発言をしていた。ハメス・ロドリゲスや、イスコとは出場機会を巡って対立するなど、巨大なエゴの集まりである新・銀河系軍団のマネジメントに失敗した。
 3つ目は戦術的な理由だ。格下相手に大勝を飾ることは多かったが、セビージャ、バレンシア、アトレチコ・マドリード、バルセロナといった強敵相手には強さを見せることができなかったと指摘。「戦術やシステムでの勝利というよりも、選手は個人個人で動いていた」と、連動性に欠けたことを問題視された。
 本拠地で行われたバルサとのクラシコでの大敗が4つ目の要因となった。昨年11月21日に屈辱的な0-4で大敗を喫し、スタンドに集まったサポーターは監督解任と、会長退任を求める白いハンカチを振り回した。ペレス会長はベニテス解任報道を否定する緊急記者会見を開く事態に発展したが、そこからわずか2カ月足らずで終わりを迎えた。

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