マンUサポーターの心は離れた? モウリーニョ就任を願うマフラーが人気に
スタジアム周辺のクラブ非公認露店で10ポンドで販売
ルイス・ファン・ハール監督が解任危機のマンチェスター・ユナイテッドは、28日のチェルシー戦でスコアレスドローに終わり、連敗は4でストップしたが、1990年以来となる公式戦8試合勝利なしとなった。
勝ち点1に終わったが、昨季プレミアリーグ王者に対してボール支配率67%と圧倒。シュート数12本と試合内容の改善に自信を取り戻した様子のファン・ハール監督は、2日前の前節ストーク・シティ戦後の辞任発言から一転、「選手が巨大なプレッシャーの中でここまでのパフォーマンスを見せてくれたのなら、私に辞任する理由はない」と強気な姿勢を取り戻した。
だが、サポーターの心は離れている。「ジョゼ・モウリーニョ、ようこそ!」。試合前のオールド・トラッフォード周辺には、こんな売り手の声がこだました。クラブ非公認の露店ではマンチェスター・ユナイテッドのロゴと共に「ザ・スペシャルワン ジョゼ・モウリーニョ」というメッセージと似顔絵が入った、新監督到来を願う真っ赤なマフラーが10ポンド(1840円)で売り出され、大いに人気を博したという。
成績不振でチェルシーを解任されたポルトガル人指揮官の、後任監督就任への期待がサポーターの間で高まりを見せている一方、オランダ人指揮官はすっかり支持を失っている。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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