リバプールのクロップ監督、試合棄権!? 「適切な日程が見つけられなければプレーできない」
過密日程に苦言を呈したクロップ監督、試合開催に向けて問題が浮上
リバプールは現地時間30日のリーグカップ4回戦でPK戦の末にアーセナルに勝利し、準々決勝へと駒を進めた。しかし、この結果から年末にかけての過密日程に拍車がかかり、ユルゲン・クロップ監督は試合開催に懸念を示している。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じている。
昨季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制したリバプールは12月にFIFAクラブ・ワールドカップ(W杯)に出場することが決まっており、その初戦が同月18日に予定されている。リーグカップの準々決勝も17日か18日の開催のため、スケジュール調整の必要性が発生している状況だ。タイトルに向かって一歩前進したとはいえ、チームにとって解消しなければならない問題が浮上している。
リーグカップ準々決勝を除いても、すでに12月中に公式戦8試合が確定しており、11月27日以降はすでにミッドウィークまで試合の予定がぎっしり詰まっている。アーセナル戦後の会見で、クロップ監督はこうした日程問題に対して言及した。
「クリスマスの日の午後3時などではなく、他に彼ら(運営)が適切な場を見つけることができなければ、我々は(リーグカップ準々決勝で)プレーしない。どうにかしなければならない。この問題についてはよく考える必要がある。もし1チームでも試合に参加できないようなことがあれば、日程表について考えなければならない。
今からそれが始まることを願っている。この問題が明らかになったことはフェアなことだと思う。我々はこの問題の被害者ではない。我々は今夜、勝ちたいと思ってプレーした。もし、彼らが適切な日程を見つけられなければ、我々は次のラウンドでプレーできない。相手がどこであろうと対戦チームが勝ち進むか、あるいは(4回戦敗退の)アーセナルがプレーすることになるだろう」
クロップ監督は日程問題が解消されなければ、リーグカップを棄権することも余儀なくされるだろうと語った。11月末から年末年始にかけて、リバプールはすでにほぼ3日おきに試合を行う予定が組まれている。選手への疲労が心配される時期だけに、クラブとっては無視できない重要な問題となっている。