今季最悪の内容も…久保建英を“無視できない” マジョルカ監督が次戦で示す答えは?

マジョルカのビセンテ・モレノ監督【写真:Getty Images】
マジョルカのビセンテ・モレノ監督【写真:Getty Images】

次戦でも先発ならモレノ監督の考えに一石を投じることに…

 さらにチームは後半、アラベスのペースに引きずり込まれ、微妙なVAR判定でのPKによりゲームの均衡を崩された。久保は強豪アトレチコ相手でも時折見せた前を向いてパスを受けるプレーが、アラベス戦では皆無だったと言えるだろう。

 マジョルカはこの後、10月6日にホームでエスパニョールと対戦する。シーズン開幕から2部リーグ時代のメンバーを主軸に戦ってきたモレノ監督だが、未勝利が続き、試合ごとになんらかの結果を出す久保を無視できなくなっている。

 アトレチコ、アラベス相手のここ2試合でフル出場を果たした久保がスタメンの座をつかみ取ったのか、もしくは平日のリーグ開催の影響によるローテーションで、本来レギュラーのMFアレイシュ・フェバスやロドリゲスを休ませるための存在なのか――エスパニョール戦で一つの答えが分かるかもしれない。もしこの試合でも久保がスタメンに食い込んだ場合、モレノ監督の考えに一石を投じることになる。

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(高橋智行 / Tomoyuki Takahashi)



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高橋智行

たかはし・ともゆき/茨城県出身。大学卒業後、映像関連の仕事を経て2006年にスペインへ渡り、サッカーに関する記事執筆や翻訳、スポーツ紙通信員など、スペインリーグを中心としたメディアの仕事に携わっている。

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