ファン・ハール批判の急先鋒がCL敗退を断罪 「この結果に驚くことが大惨事」
マンUの英雄スコールズ氏 冷静に古巣の惨劇を一刀両断
マンチェスター・ユナイテッドは8日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ最終節のヴォルフスブルク戦で、2-3の逆転負けを喫した。試合前まで3位に位置していたPSVがCSKAモスクワに2-1で勝利したため3位に転落し、ヨーロッパリーグに回る羽目になった。
2シーズンぶりのCLの舞台だったが、決勝トーナメント進出を逃すという失態に、黄金時代を牽引してきた偉大なレジェンドも激怒している。特にルイス・ファン・ハール監督の戦術に関して、以前から批判を連発してきた元イングランド代表MFポール・スコールズ氏は、舌鋒鋭く批判している。
英衛星放送局「BTスポーツ」の番組に出演したスコールズ氏は、呆れ果てた表情だった。
「ユナイテッドは単なる凡庸なチームに見えた。本当に。平凡なチームの凡庸なパフォーマンス。この結果に驚くことこそが大惨事だと思う。これは惨事でもなんでもない。私に(敗退の)驚きはないからだ」
就任以来、500億円近い補強費をつぎ込んだファン・ハール監督のチームを、この日も一刀両断にぶった切っていた。ユナイテッドの司令塔として数々のタイトルを手にしてきたスコールズ氏は、現在のチームに対し「リスクと創造性に欠ける」などと指摘。偉大なOBの批判を快く思わなかった指揮官は、「お金のためにしゃべるのか!」など解説業を批判。「言葉で私は傷つかない」と対抗していたが、スコールズ氏の苦言を覆すことはできなかった。
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