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「レアルは失格」とスペイン国王杯の競技委員長が判断か 地元紙が報じる
大会からの追放と80万円の罰金に
“白い巨人”ことレアル・マドリードが、スペイン国王杯カディス戦で本来出場停止だったロシア代表MFデニス・チェリシェフを起用してしまった問題について、同大会のフランシスコ・ルビオ競技委員長が失格という判断を下したと、スペイン紙「AS」が報じている。
今回のケースでは、昨季にビジャレアルにレンタル移籍していたチェリシェフが、チームの同大会最終戦で次戦が出場停止となる累積3枚目の警告を受けていたことが発端になった。出場停止処分はシーズンをまたいで持ち越され、今季から復帰したレアルでの同大会の初戦が出場停止になるが、クラブとラファエル・ベニテス監督はチェリシェフを先発メンバーとして起用してしまった。事実に気づいたレアルはハーフタイムで交代を行ったが、起用してしまった事実が問題視されていた。
ルビオ競技委員長は、レアルに対して同大会からの失格に加え6001ユーロ(約80万円)の罰金を科すことを発表している。昨季、同様に出場資格のない選手を起用したオサスナが失格処分を下されていた前例があるため、議論が広がることなく決定したとされている。
一方で、レアルのフロレンティーノ・ペレス会長はスポーツ仲裁裁判所に上訴する意向を示している。これはチームに認められている権利だが、審議が長引いた場合には大会日程が大きく狂うことは避けられない。果たして、この問題はどのような形で最終決着を見ることになるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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