ICCミラン戦前のウォーミングアップで披露した華麗な足技が海外で話題

　マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表DFフィル・ジョーンズが、にわかに注目を集めている。現地時間3日に行われたインターナショナル・チャンピオンズカップ（ICC）のACミラン戦（2-2／PKスコア5-4）前に華麗な足技を繰り出した動画が拡散し、「博物館に保管されるべきだ」など反響を呼んでいるという。

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　ユナイテッドはアジアツアーを終え、3日にはウェールズのカーディフでミラン戦と対戦。その試合前のワンシーンがSNS上で熱視線を浴びている。ベンチスタートで最終的に出番のなかったジョーンズが、ウォーミングアップで披露した足技だった。

　ボールを前に蹴り出してゆっくりと歩くジョーンズは、左足で踏み込み、右足アウトサイドでボールをカットするようにこすると、瞬時に再び右足アウトサイドでボールをヒット。鋭い回転のかかったボールは軸足に当たり、そのまま後方に転がってピタリと止まった。

　オランダのテレビ番組「VTBL」は、「フィル・ジョーンズがウォーミングアップでスキルを披露」と見出しを打ち、「マンチェスター・ユナイテッドのDFはウォームアップでトレーナーをうっとりさせようとした」とレポート。記事内では、「フィル・ジョーンズは博物館に保管されるべきだ。それほど特別なタレントだ」というSNS上の声を紹介している。

　また、スポーツ専門テレビ局「ESPN」UK版は技の瞬間を捉えた映像を公開。ファンからは高難度テクニックの「エラシコ」とジョーンズの名前をかけて、「その動きはjone’asticoと呼ぼう」といったコメントも寄せられている。

　ユナイテッドは5日、レスターからイングランド代表DFハリー・マグワイアをDF史上最高額となる8000万ポンド（約103億円）で獲得。ジョーンズにとって強力なライバルが加入した格好だが、熾烈なポジション争いを制することができるだろうか・