レアルBでプレーし、トレーニングはトップチーム参加の方針を明かす

　レアル・マドリードは現地時間7月31日にアウディ3位決定戦に臨み、フェネルバフチェを5-3で下した。プレシーズン初勝利を収めたなか、日本代表MF久保建英は後半28分から途中出場。試合後の会見では、ジネディーヌ・ジダン監督が久保について言及し、「将来的に重要な選手になる」と述べた。スペイン紙「AS」が報じている。

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　序盤はフェネルバフチェにペースを握られ、前半6分に先制されたレアルだが、元フランス代表FWカリム・ベンゼマが同12分、27分にゴールを決めて逆転に成功。しかし同35分には再びフェネルバフチェにゴールを許し、2-2の同点で前半を終えた。

　後半も点の取り合いとなり、レアルがベンゼマのハットトリックとスペイン代表DFナチョ・フェルナンデスのゴールで4-3とリードした後半28分、久保がトップ下に投入される。その後、レアルはドミニカ共和国代表FWマリアーノ・ディアスが加点。後半42分には久保が鋭い右足ミドルを放ったが、GKアルタイ・バユンドゥルによって防がれ、5-3で試合は終了した。レアルにとって、今夏のプレシーズン初の勝利となっている。

「AS」によると、試合後の記者会見に臨んだジダン監督は久保について問われ、「久保はマドリードに来たばかりだが、将来的に我々のスカッドで重要な選手になると確信している」と高評価を与えたうえで、次のように述べている。

「今後どのようにしていくのか考え、彼とも話さないといけない。カスティージャ（レアルB）でプレーさせ、トレーニングは我々（トップチーム）とともに行うことを考えている。彼はロドリゴやヴィニシウスと同様、まだ若い。彼らに関して、焦りは禁物だ」

　久保は加入時からレアルBでプレーすることを発表されていたものの、プレシーズンでの活躍によって早期のトップチーム昇格も取り沙汰されていた。現時点ではトップチームの練習に参加しつつ、レアルBで試合出場するという形でのシーズンインが濃厚と言えそうだ。