今夏の移籍が取り沙汰されるなかでも「プレーへの影響は皆無」と指摘

　マンチェスター・ユナイテッドは20日、インターナショナル・チャンピオンズカップ（ICC）のシンガポールラウンドでインテルと対戦し、1-0で勝利を収めた。順調なプレシーズンを過ごすなか、この試合でフランス代表MFポール・ポグバが見せたリズミカルなドリブルが注目を浴びている。

　ユナイテッドはオーストラリア遠征でのパース・グローリー戦、リーズ・ユナイテッド戦を経て、ICCのシンガポールラウンドに参戦した。

　20日に行われたインテルとの一戦は後半31分に17歳のFWメイソン・グリーンウッドが決勝点を決め、1-0の勝利を収めたが、ユナイテッド公式ツイッターはこの試合のスキル集に「素早い脚さばき、創造性豊かなフリック」と題して動画を投稿。ICC公式も反応し、ポグバの“ダンスドリブル”に注目した。

　ICC公式は「ポグバはシンガポールでダンスを披露」と添えて動画を紹介。イタリア代表MFロベルト・ガリアルディーニと対峙したポグバは、柔らかな足首を利したターンを連続して局面を打開すると、鋭いシュートでスロベニア代表GKサミール・ハンダノビッチを襲っている。

　英メディア「planet football」は「ポグバが信じられないスキルで3人のインテルDFを突破」と見出しを打ち、「3人を抜き、スペースに進出して素晴らしいシュートでハンダノビッチにセーブを強いた」と紹介。「スールシャール監督にとっての朗報は、ポグバがかつてないほどに良い状態を保っていることだ」とそのプレーぶりを称賛している。

　また、英メディア「CaughtOffside」も「ポグバは夏の移籍市場で様々な噂が流れているが、プレーへの影響は皆無のようだ」と伝え、移籍問題にも左右されていないことを指摘している。ハイパフォーマンスを続けるポグバの動向は、今後も多くの話題を提供しそうだ。