マンUの神童が代表戦で故障 フランス国歌が鳴り響いたウェンブリーで負傷交代

マルシアルが左足甲を痛める

 フランス代表のマンチェスター・ユナイテッドFWアンソニー・マルシアルが、17日の国際親善試合イングランド戦で左足甲を負傷し、後半22分に途中交代となった。このけがにより、21日の敵地ワトフォード戦を欠場する可能性が高まったと、英地元紙「デイリー・メイル」が報じている。

 13日に、パリ市内で発生した同時多発テロの影響で一時は中止も危ぶまれたが、この親善試合はテロと戦う団結のメッセージを強く発信する一大イベントとなった。聖地ウェンブリー・スタジアムでは、フランス国歌が鳴り響いた。

 しかし、この一戦で19歳の神童が故障した。モナコから総額108億円の移籍金で加入し、マンUの攻撃陣の主役の1人と成っているマルシアルは、アトレチコ・マドリードFWアントワーヌ・グリーズマンと交代でピッチを下がった。0-2でフランス代表が敗れた試合後、マルシアルは左足甲と足首に包帯を巻き、松葉づえ姿でスタジアムを後にした。

 ディディエ・デシャン監督は「彼はすごい痛みを抱えている。足の先に打撲を受けた」と語ったが、けがの深刻度は明らかになっていない。

 マンUは今回のインターナショナルマッチウィークでイングランド代表MFマイケル・キャリックが足首の故障で離脱を余儀なくされたばかり。首位マンチェスター・シティと勝ち点差2の4位とタイトル奪取に好位置につける名門だが、主力に痛い故障が相次いでいる。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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