ピルロ自身は否定も恩師は確信

　ピルロは自らのソーシャルメディアで、ニューヨークからのイタリア復帰に否定的な見解を示しているが、アンチェロッティ氏は復帰を確信。そして、移籍先には2011年まで所属した赤と黒の軍団を推薦していた。

「私は間違いなくイタリアに戻ってくると考えている。なぜなら、コンテがそうアドバイスしたからだ。私は、彼が最も勝利したクラブ（ミラン）に戻るように勧めるつもりだ」

　恩師はロッソネロ行きを勧めた。現在のミランは3ボランチシステムを採用しており、その中央は主将のイタリア代表MFリカルド・モントリーボが務めているが、美しいロングパスを駆使したゲームメーク能力では、ピルロに一日の長があるだろう。

　本田は7試合連続で先発落ちと苦境に陥っているが、サンシーロの舞台で「復活のマエストロ」からのロングパスに、背番号10が走りこむようなシーンは実現するのだろうか。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images